
Kiss FM KOBEは、地元神戸に根付いた情報発信を目的に1990年に開局。そして、このたび開局35周年を迎えました。その間には阪神・淡路大震災やコロナ禍など激動の時代を経て、今日に至ります。
そんなKiss FM KOBEでは、開局35周年の企画として「Kissのロゴで FUN! FAN! FUN!」を展開しています。
Kiss FM KOBEのロゴを地域の企業やお店の皆さまに活用いただきながら、それぞれの企業や商品の魅力をより多くの方に知っていただき、地域の活性化につなげていこうという取り組みです。
本企画にて、ナガサワ文具センターとコラボした記念アイテム「三菱鉛筆ユニボールワンP」と「コクヨ測量野帳」を制作しました。
そこで今回は、Kiss FM KOBE開局35周年の企画「Kissのロゴで FUN! FAN! FUN!」を担当する、大竹江理子さんにお話を伺いました。
〈Kiss FM KOBE35周年特設サイト:https://www.kiss-fm.co.jp/35th_funfanfun/〉
Kiss FM KOBEについて
司会
「Kiss FM KOBE開局35周年おめでとうございます。今回、開局35周年の企画『Kissのロゴで FUN! FAN! FUN!』で、私たちナガサワ文具センターもご一緒させていただいた訳ですが、その辺りの経緯と、Kiss FM KOBEとはどういうラジオ局なのか。また、大竹さんにとってのKiss FM KOBEとはどんな存在なのか。そんなところをお聞かせいただけますか」

Kiss FM KOBE 大竹様
今回は、ナガサワ文具センターさんに35周年の記念グッズを作っていただき、ありがとうございました。
Kiss FM KOBEが開局したのは1990年でしたが、その当時、大阪にはFM局が2局あったのに、ここ兵庫にはFMラジオ局がひとつもなかったそうなんです。
当時を知る社員も少なくなっていますので、私が関係者から聞いている範囲でのお話になりますが、兵庫県の財界や自治体の方々が『兵庫の情報発信をするFM局を作ろう』という話になり、皆さんの出資によって誕生したのが当時のKiss FMでした。
それが1990年のことです。
その5年後に神戸は阪神・淡路大震災に見舞われ、兵庫全体が本当に大変な状況になりましたが、それでも皆さんが力を合わせて放送を続けていたと聞いています。
その後、2010年にKiss FMは民事再生手続きに入ることになりました。私は当時の経営に携わっていたわけではないので詳しい経緯を知っているわけではありませんが、関係者の方々からは、インターネットの普及などでメディア環境が大きく変化する中、経営的に非常に厳しい状況だったと聞いています。
そんな中で、現在の代表である横山剛が事業を引き継ぐことになりました。『兵庫県からFMラジオ局がなくなるのはよくない。誰かが残さないといけないのであれば、自分がやろう』という思いがあったそうです。
司会
「えっ、それだけの理由でラジオ局を引き受けたのですか?」
大竹 様
すごいですよね(笑)。ピュアというか、なんというか。
そういうわけで、Kiss FM KOBEはSRCグループの一員となり、現在に至っています。
大竹さんとKiss FM KOBE
司会
「そのSRCグループというのは?」

大竹 様
Kiss FM KOBEの親会社になっているSRCという会社は、人材採用や雇用に関わるさまざまなサービスを提供している会社です。兵庫県内を中心に、多くの企業の採用活動や人材活用を支援しています。
司会
「それが現在のKiss FM KOBEの母体になっているのですね」
大竹 様
そうなんです。その頃、私はリクルートの求人広告、リクナビやタウンワークの営業をしていました。
司会
「大竹さんが、求人の仕事からラジオ局に異動されたのは?」
大竹 様
Kiss FM KOBEがSRCのグループ会社になったという認識はありましたが、ある日ラジオ局への異動の話がありまして、『なんで私なん?』と思いました(笑)。
私は求人の仕事が本当に好きだったんです。
仕事って人生の中で大きな時間を占めますよね。だからこそ、自分に合った仕事に出会えることはとても大切だと思っていますし、逆に仕事とのミスマッチは、その人にとっても企業にとっても不幸なことだと思っています。
そんな人たちに、自分に合った仕事を見つけてもらいたい。そのお手伝いができることにやりがいを感じて、ずっと取り組んできました。
だから異動の話を聞いた時は正直戸惑いました。でも改めて考えてみると、求人の仕事が支えているのは“働く時間”なんですよね。
一方でラジオは、通勤中や休日、家族との時間など、人の暮らし全体に寄り添うことができるメディアです。
仕事を通じて人を幸せにすることも素晴らしいですが、音楽や情報を通じて日々の暮らしを少し豊かにしたり、元気にしたりすることにも大きな価値がある。そう考えるようになって、ラジオの仕事にも大きなやりがいを感じるようになりました。
今はキスナーの皆さんの日常に寄り添いながら、少しでもハッピーを届けられる仕事ができればと思っています。
「Kissのロゴで FUN! FAN! FUN!」を始めた背景と想い
司会
「Kiss FM KOBEが開局35周年の企画『Kissのロゴで FUN! FAN! FUN!』を始めたきっかけは何だったのでしょうか?」

大竹 様
30周年の時は、キスナーさんに感謝の気持ちを込めて何かプレゼントしたいと思って、地域の皆さんに協力をお願いしたら、たくさんの商品をご提供いただいて、キスナーさんにお届けすることができたんです。
35周年では、どうしたら皆さんにもっと喜んでもらえるかなって、とみんなで話している中で、『コラボグッズを作ってキスナーさんにプレゼントするのはどうだろう』という案が出たんです。
でも、それってキスナーさんには喜んでもらえるけれど、作ってくださる企業さんにとっては負担が大きいじゃないですか。
30周年の時も、提供いただいた商品は番組を通してしっかりPRさせていただきました。ただ、今回は企業さんに“わざわざ”オリジナル商品を作っていただくことになります。
それを作ってKiss FM KOBEにください、というのは、図々し過ぎないかなと思ったんです。
私、こう見えて?嫌われるの嫌なんです(笑)。
だったらプレゼントではなく、企業さんの商品として販売していただこう。その方が企業さんの売上にもつながるし、Kiss FM KOBEの35周年を知っていただくきっかけにもなる。そんな形がいいのではないかと思いました。

司会
「『Kissのロゴで FUN! FAN! FUN!』では、35周年記念ロゴの使用をロイヤルティフリーとされましたが、その理由を教えていただけますか?」
大竹 様
今回の企画の目的は、Kiss FM KOBEのロゴが入った商品が店頭に並ぶことで、Kiss FM KOBEのキスナーさんだけでなく、知らない方や昔聴いてくださっていた方にも手に取っていただくことです。
そして『このお菓子、おいしそうやなあ』『このロゴかわいいからボールペンを買って帰ろう』そんな風になってくれたらうれしいですよね。
さらに、それが協賛していただいた企業さんの売上につながれば、地域メディアとしての役割も果たせるんじゃないかと思ったんです。
そんな思いから、ロイヤルティフリーに決めました。
ナガサワ文具センターとの出会い
司会
「ナガサワ文具センターもしくは担当の神納さんとの出会いは何だったのでしょう?」
大竹 様
えーっと、懇親会です(笑)。仕事の接点はだいたい懇親会なんです。
ナガサワ文具センターの神納さんと出会ったのは……

神納(ナガサワ文具センター)
「たしか、コネクト神戸という、商店街の方たちを中心とした会でした」
大竹 様
神戸では会合や懇親会の機会がたくさんあって、『こんにちは、Kiss FM KOBEです』『どうもナガサワ文具センターです』みたいな会話がよくあるんですよ。
神納(ナガサワ文具センター)
大竹さんって全然お酒が飲めないのに、会合や懇親会には必ずと言っていいほど来られるので、よくお会いするんです。
アクリルチャーム付きユニボールワンPと測量野帳に決まった背景
司会
「じゃあ、以前からナガサワ文具センターと神納のことは知っておられたんですね。すると35周年のコラボ企画の候補にうちは入っていたんですか?」
大竹 様
ごめんなさい(笑)。その時の私の中では、ナガサワ文具センターさんはオリジナル商品を作る会社という認識がなくて。
もちろん『Kobe INK物語』は知っていましたけど。
35周年企画をやりますと言った新年会の席で、神納さんに『何かできる?』と聞いたら、『何でもできますよ』と言ってくださったので、後日いただいた案の中から『かわいい!これでいきましょう!』みたいなノリでした。
司会
「いくつかの案の中から、着地点は“かわいい”が決め手になった訳ですね」
神納(ナガサワ文具センター)
その結果、『三菱鉛筆ユニボールワンP』と、『コクヨ測量野帳』に決まりました。

大竹 様
それからもうひとつ、大丸 神戸店で開催された『文具と紙の暮らし市』でお披露目したいということもあって、この2点に決めました。
司会
「かわいいし、納期にも間に合う。その条件が揃ったのがこの2商品だったわけですね」
大竹 様
評判はいいですよ。Kiss FM KOBEの社員も使っていますし、家族にプレゼントしたという話も聞いています。

今後の展望について
司会
「最後になりますが、Kiss FM KOBEのこれからについて、聞かせていただけますか」
大竹 様
私なんかがしゃべっていいのかなと思いますが、この目まぐるしい時代にラジオがこれからどうなるのか、正直わかりません。
でも、それは文房具も同じかもしれないと思うんです。
これだけITが普及してペーパーレスが叫ばれている時代に、文房具が好きでナガサワ文具センターさんに通うお客さんがいる。
私たちKiss FM KOBEにも、たくさんのキスナーさんがいてくださる。
だからこそ、お役に立てる情報を届け続けて、地域の皆さんから愛されるラジオ局であり続けたい。
そんなふうに思っています。
