啓明学院中学校・高等学校様:創立100周年記念品コラボ事例

神戸市須磨区にある啓明学院は、1886年アメリカ人宣教師ジェームズ.W.ランバス夫妻が夜間英語学校を開いたことに始まり、キリスト教の精神を建学の精神として、中高一貫教育を行う中学校・高等学校として現在に至ります。
2023年、啓明学院創立100周年にあたり、生徒ならびに関係者に配布する記念品をナガサワ文具センターがご用意させていただきました。

今回は、100周年の記念品を採用することになった経緯や当時のお話しを、学校法人啓明学院:越智正之理事長と、後藤直哉副校長にお伺いしました。

ナガサワ文具センターとの出会い

司会

「今日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。まず、はじめに啓明学院さんの100周年記念の記念品を弊社が手掛けるきっかけはなんだったんでしょうか?」

後藤副校長

100周年の担当に私が指名された時、記念品には神戸らしいものをということで、来賓にお配りするお菓子は凮月堂さん、レーブドゥシェフさんとなったのですが、学校と文具って相性がいいじゃないですか、だから文具をそのひとつに加えたいと思っていました。その時、私は知らなかったんですが、ナガサワ文具センターの森さんがうち(啓明学院)に営業で来ていたのを知ってお願いすることにしました。

森(ナガサワ文具センター)

元々は、私が入社して1年経たないくらいの時に、社用車で啓明学院さんの前を通った時に“啓明学院は100周年を迎えます”っていう横断幕が張られているのを見て、100周年でお手伝いできることがあればと、その時は(後藤さんではなく)別の先生にご挨拶をして名刺を置かせていただいて、その日は失礼したんです。それからしばらくして、啓明学院さんからお電話をいただき、はじめはクリアファイルのお手伝いをさせていただきました。

司会

「文具をノベルティにする際、どこに相談するか決めておられましたか?」

後藤副校長

私は、まだ森さんのことを知らないときでしたが、文具ならナガサワ文具センターさんが良いと思いました。逆に、創業140年(当時)を超える老舗のナガサワ文具センターさんがやってくれるとは思ってなかったんですよ

森(ナガサワ文具センター)

ナガサワ文具センターって小売のイメージしかないですよね

後藤副校長

はじめは、もっとでーんと構えているというか、“欲しかったらうちに買いに来い”みたいな、威張ってる老舗のような感覚は持っていましたね(一同笑)

森(ナガサワ文具センター)

そんなことは、ぜんぜんないんですけど

パーカー IM 5thが選ばれた理由

司会

「100周年の記念品にパーカーの5thやクルトガを選ばれた理由は?」

越智理事長

私は元新聞社で、入社した頃の仕事の道具は鉛筆と赤鉛筆、そして原稿用紙だったんです。それからしばらくして、コンピューターで新聞を作るようになって、ペンを使うことはなくなりました。

でも、会社を出たら、名前を書く機会はあるわけです。

その時に何を使うかというと、私は万年筆を使うのですが、昔の万年筆ってインクが漏れてワイシャツを汚してしまうんです。そんな時に出会ったのがパーカーの5thでね、これは(インクが)漏れないじゃないですか、インクの取り替えも楽ですし、発売されてすぐに買ったんです。

越智理事長

そんなこともあって、100周年の記念に使う記念品候補のリストの中にパーカー5thが入っていたんです。私自身がいいものだとわかっていたからすぐ決めました。

司会

「シャープペンシルの選択はなんだったのでしょうか」

後藤副校長

生徒に配る記念品は、シャープペンシルにしたんですが、当初から少し値は張っても生徒にとって扱いやすいものという理由で、三菱鉛筆の“クルトガ”に決めました。

後藤副校長

それと、私はナガサワ文具センターの神戸の街を描いた線画のデザインが好きで、これに啓明学院が描かれたデザインを作ってもらいたいと思っていたんです。

「これは、うちのデザイナーがご要望に合わせて、作ったんですがいかがでしたか?」

後藤副校長

まさか、ここまでやってくれるとは、本当に思ってもみませんでした。

それから、100周年のロゴは我が校の生徒の作品なんですが、それをうまく使って、包装紙まで用意してもらえたのは驚きました。

ノベルティをもらった人の反応

後藤副校長

直接私に感想を伝える生徒はいませんでしたが、校内で落ちているクルトガを拾ったことはありませんでした。1200人の子供たちがいて落とした子がいないのは、大切に使ってくれているのかな、そんな風に感じました。でも、ひとりだけ、もう卒業した生徒でしたけど、100周年記念のシャープペンシルを私が担当しているのを聞いて、実はクルトガを無くしてしまった、お金を払うから売ってもらえないだろうか?って、聞いてきたことがありました。

司会

「どうされましたか?」

後藤副校長

わざわざ、勇気を持って私の所へ訪ねてくれたので、予備のものをあげました。

それから、大人の方の反応ですけど、パーカーの5thをもらった方からは、こんなんもらてええの?いうのが結構ありましたね。

さらにあったのが、式典当日が平日の午前中でしたから、出席できない人もいましたが、(当日出席したら記念品としてのパーカー5thをもらえたと聞いた人たちが)式典に行ったらよかったという声もありました。

また、お金を出してもええから欲しいという声もありましたが、事前に用意していた数しかなかったので、こちらは申し訳ないと思いましたがお断りしました。

これまでに記念品がよかったって言われたことは、ほとんどなかったですね。

ノベルティの価値

越智理事長

ノベルティって、、もらったけど困るようなものが多いですよね。そこで、どうやって持ってもらうか(使ってもらうか)が大事なわけです。

そんな時に、カタログギフトみたいなお手軽なものにして、“おまかせしますから好きなのをどうぞ”になると、そこにあなた(贈る側)の気持ちはないのか!?って思ってしまうんです。

司会

「もらう人の気持ちまで考えていらっしゃるんですね」

越智理事長

100周年の時は副理事長で法人側ですから、お金のことを気にしなきゃいけないわけです。価値のないものは100円出すのも嫌で無駄だと思っているんです。だけど価値のあるものならいくらかかっても安いと思うんです。

人に言わせればたかがペンじゃないって言うんだけど、さっき後藤副校長が申したように、落とした人がいないっていうのは生徒たちにとって価値があるってことですよね。

ナガサワ文具センターの対応

司会

「弊社担当の森はいかがでしたか?」

後藤副校長

森さん本当によかったですね、色々していただきありがとうございます。

何回か打ち合わせていくうちに、私も森さんに慣れて、お互いの意見をぶつけ合うこともできました。また、無理なお願いもしたんですけど、最後までちゃんとやってくれました。

たまにレスポンスが遅い時もあって、、早く言わないとダメかなと思っていたんですけど、しばらくして返事がきてね”大丈夫ですよ”と言ってくれたので、ちゃんと見てくれている、そんな安心感はありました。

なんていうのかな?私の中では業者さんっていうよりも、友人がここ(ナガサワ文具センター)で働いているみたいな感覚になってます。

啓明学院のこれからについて

後藤副校長

啓明学院では、中学で10,000文字、高校では12,000文字の卒業レポートを提出することになっているんですが、中学生は手書きなんです。たとえば、中学に入ったばかりの生徒に、万年筆を渡して、3年後あなたはこのペンでレポートを書くんだよと伝えると、ひとつの目標になりますよね。

100周年というのは一過性のイベントでしかないけれど、毎年、中学の新入生に万年筆を渡していくと、もう一過性ではなくなりますよね、学校側からすれば長く使ってもらえるという話になるし、ちゃんとした“使う”意味の裏付けができるわけですね。

越智理事長

私たちの学校は、アナログと言われるけれど、書くことから始めているわけです。書く時点で文具(筆記具)が必須アイテムになります。

そこに、我が校のことをよく理解してもらっている、神戸のナガサワ文具センターさんと一緒に、なにかやっていくっていうことは非常に価値があることだと思います。

そこにナガサワ文具センターさんが、“関わっています、一緒にやっています”となればいい意味でパートナーとして成立しているということだと思います。

司会

「今日は、お時間をいただきありがとうございました。これからも、いろんなご提案ができるナガサワ文具センターとして頑張って参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」